山本周五郎 長編小説集 第7巻
赤ひげ診療譚・おたふく物語
赤ひげ先生は知っていたけれど、山周が原作とは知らなかった。
本物は自分だけ一流なだけではなく、人を育てられる人だと思っていたが、この話が、そういう物語とは思ってもいなかった。
おたふく物語は、女性の魅力って何?と考えさせられた。
こういう人がそばにいたらどんなにか楽しいか。
人生を真正面から受け止め、やさしく自分らしく、繰言を言わず、悲しさも苦しさも自分のものとして、明るさを失わず生きていく。
おしずは人生の勝利者だと思う。私もそう生きたいものです。