urimimuの日記

2014年  読書記録+X

15-○ 読み応えあり

 

学生と読む『三四郎』 (新潮選書)

学生と読む『三四郎』 (新潮選書)

 

 大学生だった頃を思わず振り返る。卒業してしばらくは「大学を卒業していない・・」という夢を何度か見た。それくらい勉強しなかったということだろう。日本一のマンモス大学で、大講堂に詰め込まれて教授が一人で話している。学生は「白けて」いた。レポート提出など求められたことはなかった。だから息子が大学を選ぶとき、「マンモス大学でなく、小さな大学を選びなさい」と言ったくらいだ。

この本を読みながら、もう一度学生気分を味わった。今まで自分が読んできた読み方と違うことに戸惑いながら。でも知らないことを教わるのは面白い。この本を読みながら、「三四郎」を読んだ。